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隣の少女 69巻の漫画ネタバレ
高梨祐一は二人で連れ立ってやってきたところで室内の病院何故だと一人が言う。
そこへ久住晴香とマネージャーが向かい合って黙って立っている姿を目にした。
高梨祐一は何も言えずに黙ってそばにきていた。
そこで晴香は下を向いて露出の高いピンクのタンクトップで腕にもシュシュをつけていて可愛いし、ミニスカートでロングソックスでアイドルの久住晴香とわかる姿だ。
マネージャーの背の高さから見下ろされた状態でいた。
マネージャーも多くを語らずに晴香の顔を見ている。
晴香は左目は髪で隠れている。
首にもチョーカーを巻いている。
高梨祐一はその晴香とマネージャーに寄っていく。
晴香はタンクトップの大きな胸で立ち尽くしていて高梨が近くに行くとおもむろに自分の髪に手をあてたと思うとウイッグを静かにとった。
そしてそのウイッグの下には黒い髪をしっかりとまとめていて押し付けた状態。
そしてこの黒髪の乱れでウイッグの下から出ないようにしてあった。
その綺麗な色のウイッグを手に持ったまま無言の晴香。
黒髪でまるくすっきりした髪になったままで祐一を見ている晴香。
高梨祐一はその晴香の顔つきと目で何もかも察している。
晴香は母のことをおぼろげに思い出していた。
久住晴香の母は自分にとっては本当に普通の母ではなく、一般的な母ではなかった。
それというのもあたかも映画の中の自分とは違う世界で生きているような雰囲気を備えている人のようだった。
容姿もそうだが大きな胸がはちきれそうだし、洋服も女優のような綺麗な女性で、髪も綺麗で栗色だ。
晴香は黒髪でストレートヘアで幼稚園の時にはすらっとした母が本当に母かと思っていた。
晴香がランドセルを背負っていて母に手を引いてもらっているが母を見上げて子供の自分にはなんか不思議でしょうがないところが多かったのだ。
母が晴香の手をにぎっていて幼稚園の頃の記憶があるのだが初めてこの人が家族だと思うことができた時だと思っている。
でも不思議なことにいっつも迎えに来る人がいたのを子供の頃の私は覚えている。
いつしか晴香が大きくなった時に思ったことがあり、私はその時分かってしまった。
母の仕事は普通ではないということを。
その少し歳の男性が晴香の家の前にまできて母にせまっていた。
自分と付き合えと母の大きな胸の開いた服でジャケットの中に手をいれて腕をひっぱっている。
母はこの歳がいっている男の人と何をしているのかと思いながら母の仕事の内容が大きくなってからそういうことかと気が付いてしまった。
母はおかしいんじゃないのとその男性がすがりついてきていてあからさまに嫌がっていた。
母の顔がゆがんで本当に嫌だという風にしかめっ面になっている。
その男性は母に向かってお金は沢山あるので払うし、それに母のしたいことを何でもかなえてやると言っていてここまでよくすがりつけるなと思っていた晴香。
私はその母と男性の姿を見てからは自分と家族ではないという風にしらんふりをして通り過ぎてしまうことにしたのだ。
母はその時の私の行動に違和感ももっていたが、その男性のことも腹がたっているので私の気持ちまでは理解できていなかったと思う。
そんな私の行動がこんなに長く母と私の距離を遠くして今のような関係性を生んでしまうとは思わなかっただろう。
その時の母は制服を着た大きくなった私の母を無視した背中を見てどう思っていたのだろう。
でもお母さんは私に対していつも考えてくれていたのは確かでそのことは真実だ。
それにそんなお母さんでさえ自分にとって一番上手くいくことを考えて、私が生きていくうえで必要であろうものは揃えてくれていた。
何不自由はなかったのだけれど、私はどうして母があんな仕事をしていたのかは理解はできないのでこんなことになってしまったのかと。
そして私の身体のことも母はきちんと心配して考えてくれていたのだ。
そんな母を私はこんなに長い間寒々しい関係性を貫いてしまったのだろうと今になって思う晴香だった。
母とのことを真剣に考えた晴香だった。
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隣の少女 69巻の漫画の感想
久住晴香の母の存在が大きくなって晴香との関係性をなんでこんなことになったのかを考えている晴香。
母の仕事が普通ではないと思ってからのこと母に冷たくして段々と冷え切ってしまったのが思い出されていたことが悲しいし、むなしいです。
母親と娘は難しく女性同士ということで生き方の違いがあるので一度受け入れられなくなって、尊敬できなくなってしまったらこんなことになってしまうのかと思いました。
仕事は大事で、親がこんな仕事をしていたら嫌だというのが露骨に思うので晴香も自然に思ってしまったのかと感じました。
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