【無料記事】『マイナンバー』トラブルの原因は「無責任ドリームチーム」 | イエロージャーナル

 社会保障と税の共通番号『マイナンバー』のトラブルが、相変わらず続いている。  コンピューターの故障など、一部の自治体でカードを交付できない事態が相次いだ。激しい批判が噴出する中、地方公共団体情報システム機構は4月27日、「トラブルの原因を特定し、システムを改修した」と発表した。  だが、交付の現場では未だに混乱が続いているようだ。東北のブロック紙・河北新報は5月、仙台市の担当者が「劇的に改善されたという感じはしない」との不安を報じている。

 実際、機構の西尾勝理事長は4月27日の会見で、不具合の責任については「細かく考えるところには至っていない。もっと詰めて検証しないといけない」と説明するにとどまった。そのため一部の業界関係者は「根本的な改修には至っていないのではないか。最悪の場合、トラブル再発もあり得る」と懸念しているという。