涙と笑顔の嬉しい初優勝。20日、女子プロゴルフの大会でツアー初優勝を遂げた蛭田みな美選手。競技生活を支えている父親とともに。喜びを噛みしめている。
福島県鮫川村の自宅で、父親の宏さんから優勝ジャケットを着せてもらったプロゴルファーの蛭田みな美選手。蛭田選手は20日、神奈川県で行われた女子ゴルフの国内ツアー「CATレディース」で、初優勝を飾った。プロ8年目でつかんだ勝利に笑顔がこぼれる。
蛭田みな美選手:「長かったなと自分でも思います。支えて下さったスポンサーの皆さんとか、地域の皆さんのおかげで続けられることができた。本当に感謝しています」
3歳からゴルフを始めた蛭田選手、倉庫を改造した練習場や、庭に整備したバンカーで、父親の宏さんから指導を受けてきた。大会でもキャディーとして蛭田選手を支えた宏さん。親子二人三脚でもぎ取った勝利だ。
蛭田宏さん:「うれしいですよね、やっぱりね。たまたま藤田さいきプロが非常に泣いててくれて、ハグしたときに泣いている姿で僕も一緒にもらい泣きしちゃっただんだけど」
蛭田選手は去年12月からサッカー・いわきFCの穂苅敦トレーナーと契約し、瞬発力を強化。ドライバーの飛距離が昨シーズンより15ヤードほど伸びたことも、良い結果につながったという。
蛭田みな美選手:「ショット自体は今シーズンかなり良い状態だったので、パターが入ってくれるかくれないかの差だと思うので、今シーズンまだ続くので二勝目をめざしてがんばっていきたいと思っています」