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37.5℃の涙最新刊7巻のネタバレ

リトルスノーに所属する病児保育士の杉崎桃子が奮闘します。

Case23．桃子は、朝比奈と二人でご飯を食べに行くと、「桃ちゃんと一緒ですごく楽しくておいしいよ」「一緒に食べてくれてありがとう」と言われます。自分をいつも肯定してくれる朝比奈のその言葉に涙が出る桃子。そして、朝比奈に自分の過去を打ち明けます。話を受け止めてくれた朝比奈に勇気をもらった桃子に、朝比奈は「あともうひとつ。僕から勇気をあげる。『逃げる勇気』を」と話します。家族に対し、いろんな選択肢を考える桃子なのでした。桃子の姉・香織は、5日経ってもインフルエンザで熱のある櫻子に勉強をさせていました。心配になった大和は、桃子に助けを求めます。櫻子が肺炎を起こしているかもしれない状態であることを察知した桃子は、香織と向き合う決意をし、香織と話します。

そして香織は、子どもの頃の桃子と重なる櫻子を無視して追い詰めていた自分に気付くのでした。

Case24．リトルスノーのお花見大会が開かれます。お花見の帰り道、朝比奈は桃子が熱を出しているのに気づき家まで送ります。桃子は朝比奈に、我儘で贅沢なお願いがあるという。そのお願いとは「朝比奈さんの作ったお粥が食べたい……っ」というものでした。桃子にお粥を食べさせた朝比奈は、子どもに添い寝するように絵本の読み聞かせを始めます。桃子が寝付くと、朝比奈は桃子の頬にキスをして部屋を出ます。我に返った朝比奈は、赤面するのでした。朝比奈は、帰ろうとして躓き大きな音を立ててしまい、桃子が起きて来てしまいます。照れながら、つい桃子の頬を拭く朝比奈ですが、桃子の顔を見つめます。朝比奈が何か言いかけた瞬間、桃子に電話がかかってきます。

それは、祖母の危篤を知らせる香織からの電話なのでした。

Case25．母に会うことに躊躇しつつも、朝比奈の存在に勇気をもらい、桃子は祖母の危篤に実家に行く事にするのでした。桃子からリトルスノーに休む連絡が入り、気に掛ける柳とめぐみ。朝比奈とめぐみの会話から桃子の家庭が複雑なのを小春は知ります。自分の娘は香織だけだという母は、祖母が桃子に残した通帳を見つける。そして、桃子に会いたいと言いだします。桃子は香織と共に病院に駆けつけ、意識はないものの祖母と会えます。しかし、すぐに祖母は亡くなってしまうのでした。実家で通夜の準備をする中、桃子は香織と普通に話せていることで、母ともちゃんと話せば大丈夫だと自分に言い聞かせます。しかし、母は桃子をけなし、嫌う理由を話し始めるのでした。母の言葉に萎縮してどうしようもできない桃子。その時、朝比奈が助けに現れます。そんな朝比奈に、母は桃子をけなす言葉を並べ、更に「誰からも愛されたことのない子」と言います。

怒りを覚えた朝比奈は、桃子を愛していると言うのでした。

Case26．朝比奈は、桃子の手を取りその場から離れます。朝比奈の赤面した顔を見て、どうしていいか分からない桃子は、走って逃げてしまいます。あとを追いかけた朝比奈は、桃子を後ろから抱きしめ告白します。色んな否定の言葉を浴びせられ育った桃子は、涙が止まらないのでした。朝比奈が車を取りに行っている間に、桃子は優樹に捕まり実家に連れ戻されます。そして、母の命令で服を脱がされ納戸に閉じ込められてしまいます。しかし、香織が服を持って納戸を開けます。そして桃子に、子どもの頃の謝罪と櫻子とのことを感謝し、お礼を言うのでした。納戸から逃げた桃子は、優樹に捕まりそうになり二階の窓から飛び降ります。そして、下にいた朝比奈が桃子を受け止めるのでした。

（次巻に続く）

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とうとう朝比奈さんが桃子に告白しました！めちゃくちゃ格好いいです朝比奈さん！桃子を助けに登場シーンも素敵です！桃子の母親に腹を立て、つい言っちゃいますが、その後の照れる様子も女性の心を掴みまくりです。この巻は、胸キュンシーン盛りだくさんです。包容力があって、優しくて、守ってくれて格好いいのに、お茶目さんだなんて最強ですよね。さて、朝比奈さんに胸キュンしながらも、この巻は、桃子と家族との関係が今まで以上に明らかになり、そんな家族に向き合って乗り越えようとしている桃子を応援しながら読む巻でもありました。前巻に続くCase23では、姉の香織は、娘の櫻子ちゃんが桃子と似ていることで、ちゃんと櫻子ちゃんの良さを見てあげられてなかったのですが、桃子が勇気を出して姉と向き合うことで、姉が自分の間違いに気づいてくれます。そんな話の流れがありつつ、Case25では、母親は本当の桃子の姿などお構いなしに、自分の歪んだ思いを桃子にぶつけてきます。そこに登場する朝比奈さん。母親に愛されなくても、今は愛してくれる朝比奈さんがいる桃子。その朝比奈さんから告白されるシーンは感動します。その後にお兄さんに捕まって納戸に閉じ込められますが、逃げて飛び降りると朝比奈さんがいます。

お約束ですが、分かっていても胸キュンシーンでした。

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