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1日外出録ハンチョウ 68話ネタバレ
「戦隊」
この日、地下では震撼が走っていた。
その理由はこの地下に俳優である倉本海が落ちてきたからだった。
倉本の事を知っている地下の労働者達はざわつき始める。
彼の事を知らない大槻は石和に聞いてみるが、彼も倉本についてはよく知らなかった。
大槻は誰が来ようが関係ないと、チンチロで倉本と勝負しようと目論んでいた。
そしたら沼川がそれは駄目だと言い放った。
「あの倉本さんは‥‥長年続く戦隊モノの中でも‥‥最もストーリーが重厚と名高い‥‥あの‥‥友情戦隊ダチレンジャーの主役(レッド)‥‥‥‥‥‥‥長友仁を演じたスーパーヒーローなんですよ……!?」
と沼川が力説していると、倉本が大槻に挨拶しに来た。
声にかっこよさを感じていた沼川はかなり興奮していた。
大槻は倉本に沼川がファンだからと言い、沼川はかなり緊張しながらも滅茶苦茶好きだったと言うと握手してほしいと頼む。
倉本は喜んで応じてくれたので、沼川は彼と握手を交わす。
これがきっかけとして他の労働者達も握手を求めてきて、何か握手とか駄目だよなと言う空気が決壊した瞬間でもあった。
「あ あの‥‥無理を承知で‥‥なんですがその‥‥「ガイアフォーム」って‥‥やってもらえたりとか‥‥」
と労働者の一人がこのように駄目もとで頼んでみると、倉本は喜んで応じるのだった。
因みにガイアフォームとはダチレンジャーの変身フォームの1つであり、そもそもダチレンジャーは様々な友からパワーを得てバトルフォームに変身するのだがレッドの友は大地だからガイアフォームなのだ。
そして倉本はガイアフォームに変身するポーズを始め、ジャアクと言う怪人と絶交するシーンを演じ、ファンである沼川を始めとした労働者達は感激する。
そしたら石和がどうして地下に来たのかと聞くと、倉本は友人の借金を肩代わりする事になったのだと答えると沼川達は完全にレッドだと興奮するのだった。
正直、大槻はドン引きしていた。
後日、外へと出た大槻は冷やかしも兼ねて宿泊先のネットカフェでダチレンジャーを全話視聴したのだった。
そして翌日に…。
「班長‥‥!どうでした!?観ましたか!?ダチレン…!」
と沼川がこのように聞くと、大槻は一応見たと答えたので雑談になった。
大槻が見た結果、友情をテーマとして描かれているけど要所要所で断つって言う裏テーマがあると口にし、沼川は本当だと納得する。
最初は冷やかしのつもりだった大槻も何時の間にかダチレンジャーにハマっており、沼川と談義を交わす事になった。
更に大槻に続いて小田切もダチレンジャーにハマってしまい、地下でダチレンジャーの地下上映会が開催されたのだ。
上映会が終わると共に倉本によるコメンタリーが行われ、倉本はこのような事をするのは初めてだと口にすると沼川達は興奮していた。
そして最初はごく一部しかいなかったダチレンジャーのファンも何時の間には半分にも拡大していた。
そんなある日、黒服達が倉本の元へとやって来ると白石准が借金を全額返済したから解放すると告げた。
因みに白石准はブルー役の俳優だった。
「「信じてたぜ‥‥‥‥!」「ダチ公‥!」」
と倉本がこのように言うと、沼川達は42話の台詞だと言う。
倉本はここまでお世話になっていたと、ダチレッドを演じていて良かったと心から思ったと口にする。
「こんな私に良くしていただいた‥‥心の友‥‥皆さまに感謝をこめまして‥‥ダチレンジャー最終話‥‥‥‥長友仁のこの言葉をもって‥‥お別れの挨拶と‥‥させてください‥‥!「泣くな!」「ダチ公っ‥‥‥!」「来世でな‥!」」
と倉本は言って去っていったのだった。
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1日外出録ハンチョウ 感想 68話
結構、ダチレンジャーのファンがいたのには驚きましたね。
多分子供の頃は戦隊が怪人を倒すという事だけで興奮していたけど、大人になってみるとあの言葉はそういう意味だったのかとかが分かるのでよりファンになっていったんじゃないかなと思います。
今回は外での話がほぼ無かったので、次回は多めなのではないかなと思います。
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