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センゴク権兵衛 ネタバレ 最新話168話
「国のかたち」
かつて豊臣家に敵対していたが、今は豊臣家に従って北条攻めをしている徳川家康と織田信雄は北条家との開城交渉を進めていた。
「予と貴殿の間には……まぁ色々とあった 然して只今共に朝敵北条と対峙しておる‥‥‥‥‥がだ 意味がわからん‥全く敵意が湧かぬのだ 寧ろ湧くのは惻隠の情である 予も貴殿もそして北条も羽柴秀吉に煮え湯を呑まされた同誌ではないか―――?」
と信雄は言うも、用心深い家康はその問いについてノーコメントだった。
信雄はこの話を切り上げると、北条氏直は降伏の心づもりはあるが周囲への説得は困難だと呟く。
更に北条家の統治が良ければ良いほど説得は難儀になるだろうと言う信雄。
先だって6月24日に韮山城は開城し、家康と関わりがある北条氏規は彼の元にやって来ると氏直を説得してほしいと頼まれる。
氏規は了承すると、今もなお徹底抗戦を唱える民衆達を通り過ぎながら氏直の元に向かって説得するも中々進まなかった。
氏規は応仁の乱から100年近く経ち、自分達はその100年の間に法の大国を築き上げたが、一方でその100年間の間に数多くの人の中から秀吉みたいな天才が誕生したのだろうと語る。
「―――事ここに至り 支城はほぼ惣て陥落 さらに突如眼前に前代未聞の城が現れた―――その威容を見て降伏に傾く者有り それでも猶徹底抗戦を唱える者有り―――とかくこのままでは民衆は対立の末に同士討ちとあいならん‥見ずとも察しはつく‥‥」
と氏直は言うと、北条家も自分の命もいらないがその代わり民の心の中に何が残るのかが不安だと口にする。
百年で築いた北条家の法が豊臣の銭によって敗北した事を民衆達が知った時、一体どうなってしまうのかと氏直は不安だったのだ。
「家祖宗瑞は「銭」に集らんとする亡者の地畿内を離れ 東に新しき「法」の国を創った‥‥‥‥その新しき東の国もいつしか古くなり 一方古き機内に新しき政権が生まれた‥‥‥‥‥畢竟 我らの国は滅ぶべくして滅ぶ―――民の心に何が残ろうか」
と氏直は呟くと、氏規は敵の一夜城を見たかと尋ねると氏直は見ずとも自分達の心を折ろうとする虚城だから分かると口にする。
その答えに氏規は一夜城を見る民衆の目を見たかと、見ずとも分かると言うのは悪い口癖だと言った。
そして氏規は強引に氏直を着替えさせると外へと出る。
民衆の近くにまでやって来て、氏直に一夜城を見る民衆の姿を見させる氏規。
民衆の中には一夜城の美しさに目を奪われている者達もいると氏規は言って、氏直に一夜城を見させる。
「さぁ ご照覧あれ 豊臣の一夜城 悪逆なる敵が卑しき「銭」を撒き咲かせし「花」にござる 民衆の一部は心が傾くどころか動いており申す 善悪を越え敵味方を越え人を為す力に感動しておるのです 心に何も残らないはずがない」
と氏規は言うと、汚れた心で咲かせた花も清い心で咲かせた花はどちらも美しいから人の目に止まるのだと、北条の法とその法に育てられた民衆が一つとなって民そのものが清き花になると言う。
そして民は氏直程賢いわけではないが厚みのある心の襞を有しており、それ故に暴走してしまうのだと氏規は言うのだった。
話を黙って聞いていた氏直は氏政に会いに行くから早馬の準備をするように言うのだった。
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センゴク権兵衛 最新話168話の感想
氏直からしたらもし北条家が豊臣家に対して負けを認めたら、民衆達がこの事実を受け入れずに暴走するのではないかと恐れていたのだと思います。
そして一夜城を見なかったのも、民衆達の間で起こっている降伏派と徹底抗戦派で分かれて言い争っているのを見たくなかったからではないかなと思いましたね。
そんな中、氏規が無理矢理城の外に出されて民衆達の姿を見た際、揉めている様子もなくただただ一夜城に心を奪われているからきっと敗北を受け入れているのだろうと氏直は思ったから氏政の元に向かったのだと思います。
次回はそんな2人の雑談がメインになると思います。
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