ミュージシャン・川谷絵音(28)とのいわゆる「ゲス不倫」は2016年1月7日に発売された『週刊文春』に掲載された。
それから1年が経過し、川谷絵音は事務所を退所し、ベッキーは1月15日、フジテレビ系の北海道文化放送の新情報番組「北海道からはじ○TV」(日曜午後1時)の初回生放送で司会を務めた。
この時点で2人の明暗を観点とした記事は、スポーツ新聞を中心として少なくなかったが、実は更にベッキー側には「隠し球」があるという。
たとえ、かつてのようにテレビやCMで圧倒的に露出をなし遂げられなくとも、確実で安定した収入を得られる〝新金脈〟を発見したらしいのだ。 ■―――――――――――――――――――― 【写真】ベッキー オフィシャルファンクラブアプリ『ベッキー♪パンジーひろば』宣伝サイトより
(https://www.becky.ne.jp/upri.php)
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実際のところ、ベッキーを取り巻く状況は決して改善されていない。依然として厳しいままだ。「ゲス不倫」騒動の起きる前に、最も多くレギュラー起用していたのは日本テレビなのだが、記者会見で同社の編成局長は「検討もしていない」として、ベッキーのレギュラー復帰を完全否定している。スポーツ紙芸能デスクが解説する。
「実のところ、会見での完全否定とは裏腹に、日テレ内部では2016年の7月と10月に復帰について検討を行っています。特に10月の改変期直前には『世界の果てまでイッテQ!』への復帰が内定したんです。しかし上層部が世論を勘案して流したんです。とはいえ、このまま宙ぶらりんの状態が続けば、視聴者のモヤモヤ感が怒りに変わる危険性もあります。今年こそ復帰か降板かの決断を下さなければならないのですが、その判断も難しいようです」
ところが関係者によると、ベッキー本人は「何か吹っ切れたように」(芸能関係者)元気なのだという。
思い返せば、髪をばっさり短くして、新聞広告で全裸のバックショットを披露。ハロウィン前には自身のSNSで「魔女の宅急便」のコスプレ姿を公開したほか、先日も女性アーティストの武道館ライブに親友の上戸彩と訪れて周囲を驚かすなど、テレビ以外で何かと話題が増えている。
こうした「地道」な活動は、当然ながら利益には全く直結しない。だが、先の関係者は「別の狙い」──つまり〝新金脈〟の発見を指摘する。
「とにかく目前の仕事を1つ1つ丁寧にこなし、視聴者のベッキーに対する違和感を減少させていく、というのが表の復帰シナリオだとすれば、裏のシナリオは最近、大幅リニューアルしたスマホの公式アプリの会員数を伸ばすことです」
だが、インターネットこそ「水商売」だ。全国ネットのレギュラー番組に比べると、とても〝金脈〟とは呼べない気がするのだが、事実は真逆だという。
「大半のコンテンツは月額300円の有料会員にならないとアクセスできないにもかかわらず、既にダウンロード数は5000を超えています。つまり現時点で月に150万円、年間1800万円を生み出しているわけです。こちらの会員獲得に力を傾注し、月間1000万円の収入を目指すのが裏シナリオです」(同・関係者)
月間1000万円を逆算すれば、ベッキーに科されたノルマは3万人の会員獲得となる。現在のファンクラブ会員数は約2000人。なかなか高いハードルだが、ここにも〝秘策〟があるのだという。
「同情票を集める手ですよ。テレビやCMに全く露出しなければ、さすがに会員獲得は無理でしょう。しかし、かつての売れっ子ぶりとは桁違いの出演にとどまっている今の状況こそが、うまくすれば稼ぎどきなのです。禊が終わったとの認知が広がれば、『川谷絵音に人生を狂わされた女』として同姓の共感を得られるチャンスが高まります」(同・関係者)
ベッキーの動向が心配、というニッチな層を狙ったネットビジネスというわけだが、この〝ゲス商法〟の正否に、実は業界内の関心は高いという。成功すれば「新たなビジネスチャンスを切り開いたフロントランナー」としてベッキー再評価は決定的だというのだが、果して吉と出るか凶とでるか、2018年1月7日の「ゲス不倫2周年」も注目しなければならないようだ。
(無料記事・了)