※ここから先はネタバレも含みますので、前巻を読んでいないならばまずはコチラから↓
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テセウスの船 ネタバレ 2巻あらすじ
テセウスの船 ネタバレ 8話
「雪崩の日」
佐野は心の財布から免許証を見つけます。
そこに書かれていたのは心の生まれが平成元年であること、免許の公布日が平成二十七年であること。
佐野は心を怪しく思いこれ以上置いておくわけにはいかないと和子を説得しますが、和子は「きっと深い事情がある」と心を信用し、家にしばらく置くことを決めているようでした。
一方の心は元気に遊ぶ幼い兄と姉を見守ります。
彼らのためにもこの村で起こる悲劇は止めようとスクラップブックを手にします。
1月12日、学校職員である木村さつきの父親が雪崩事故にあい重体、という記事を読みます。過去を変える、そうすると未来はどうなってしまうのか。
悩む心でしたが知っている以上見て見ぬふりはできないと、木村さつきの父親を訪ねます。
心はこれから雪崩が起きるから待って欲しいと言いますが信じてもらえません。
するとそこにパトカーに乗った勤務中の佐野が現れます。
心は木村さつきの父親を追いかけて欲しいと佐野に頼み込み、パトカーで跡を追いました。
心は雪崩事故の報道があった荒川橋付近にて、木村さつきの父親が乗る軽トラックの目の前で雪崩が起こる瞬間を目撃します。
テセウスの船 ネタバレ 9話
「紙切れの正義」
間一髪、木村さつきの父親は生きていました。
心に対し「未来が見えるのか?」と聞きます。
それを聞いていた佐野は心の免許証を思い出していました。
心が佐野家に戻ると「赤ちゃんの名前を考える会」が姉弟と母親の三人で開かれていました。
心の姉である鈴は命の恩人である心の名前をつけると言い、和子もそれに賛成しました。
しかし佐野はそれに反対し、鈴の持っていたノートに大きく「正義」と書きました。
心は聞きます、なぜ正義なのか、佐野にとって正義とはなんなのか、と。
佐野は「生まれながらの悪人なんていない。人はどこかで間違って悪人になる。自分は大勢のテロリストを倒すことはできなくても、たった一人の人間を救いたい。それが自分の正義である」と心に答えました。
心はそれに対し納得したようで、佐野の言葉を噛み締めて、自分は正義のために生まれたのだと確信するのでした。
そんな心の元に、北海道警察捜査一課の金丸が訪ねてきました。
テセウスの船 ネタバレ 10話
「もう一つの選択肢」
金丸は心に千夏ちゃんの事件のことを聞きにきたようです。
駐在所に向かった心と金丸ですが、金丸は心に対して「とぼけるな」と厳しく言います。
本当の目的は心の取り調べでした。
金丸は心のことを千夏ちゃん殺しの犯人だと疑っています。
その時、鈴と慎吾が取材所に入ってきます。
金丸はお年玉が欲しい二人に対し一万円札と10円玉を並べて見せます。
一万円を取る道を選ぶか、十円を取る道を選ぶか、それとも両方奪うか。
それがチャンスをものにするということであると語ります。
すると裏から佐野が出てきました。
心の持ち物を全てもってこいという金丸に対し、佐野は心のにもつは雪崩に巻き込まれてしまったと嘘をつきます。
そして自分が見つけたものはパラコートではなかった、とも言います。
すべて、心を金丸からかばう発言です。
金丸は一旦引き上げることにしたようですが、その目は心を疑ったままでした。
テセウスの船 ネタバレ 11話
「世界で一番」
佐野は、本当のことを言うと金丸に心を引き渡す予定だったと言いました。
心が捨てた空のパラコートの瓶を拾っていたようです。
雪崩事故を防いだ心は、本当はパラコートを捨てることで千夏ちゃんもたすけようとしていたのではないかと佐野は聞きました。
心は素直に肯定しました。
すると、佐野はつきものが落ちたように晴れやかな顔になり、心を風呂へと誘います。
元々人を疑いたい人間では無いのでしょう。
吹雪の中、心は佐野に誘われるがまま露天風呂に入ることになりました。
佐野は殺人鬼には見えない、それがタイムスリップしてきた心の直感でした。
佐野は心に全て正直に話すよう促しました。
心は佐野の質問に、嘘をつくことなく、本当の自分の話を語り始めます。
父親を探しにきたと言うのは嘘だと言うこと、生まれたばかりの娘がいること、妻は出産の時に亡くなってしまったこと、そして自分は2017年からきた人間であること。
佐野は大声で笑い、2017年はどうなっているかと問います。
そして、2017年の俺はどうなっているかなと独り言のように言いました。
未来でも家族とやかましくしていたい、と。
佐野と心はこれから起こる事件は二人でできる限り止めよう、とお互いを信頼し合うようになりました。
テセウスの船 ネタバレ 12話
「守るため」
佐野の家に小学校の教師である木村さつきが訪ねてきました。
心が仕事を探していることを聞いていた和子が色々なところにあたり、心の夢であった教師の道を見つけてきてくれたのです。
木村は心に臨時教師になることを勧めました。
佐野は心に、なぜ教師になろうと思ったのか尋ねます。
心は償いであると答えました昔事件があってから、自分は子供達を守るために教師になろうと決めたのだと。
次の日、心は小学校の校長の元へ面接をしに行きました。
子供たちを守りたい、という心の気持ちは校長に通じ、心は晴れて臨時教師に採用されることになりました。
木村に構内を案内されていくうちに、多目的室の前に心は立ちました。
五ヶ月後、ここで21人が殺されることを心は知っています。
テセウスの船 ネタバレ 13話
「5年田村学級」
心の初出勤の日は佐野家みんなが見送りました。
佐野の受け持つクラスには藤崎正也という転校生が来ます。
彼は自己紹介が苦手のようで不安そうな表情でしたが、心は先生がちゃんと守るから、と彼に微笑みかけました。
藤崎の挨拶を終えると、クラス中ががやがやと賑やかになります。
心はクラスの生徒たちの名前を次々に呼んでいきます。
もう生徒たちの名前はしっかり頭に入っているようでした。
さっきまで不安そうだった藤崎も、賑やかな生徒たちの様子を見て一緒に笑っていました。
心は子供達の笑顔を見て、この子たちの未来を守りたいのだと決意するのです。
テセウスの船 ネタバレ 14話
「子供達の希望」
クラスの生徒たちに「見せたいものがある」と誘われ、心はその後をついていきます。
外に出ると学校の塀のところで生徒たちが何者かと楽しそうに話をしています。
鈴が「翼くんだ!」と言いました。
翼と呼ばれる少年は鈴たちに飴を渡すと、そそくさと逃げるようにさっていきます。
その後、生徒たちの宝物がいる場所に着きました。
生徒たちの宝物とはウサギ小屋のウサギたちで、妊娠しており、お腹に赤ちゃんがいるようです。
ウサギ小屋を後にした心の前に、木村が現れました。
そしてあの小屋の中には前まで4羽のウサギがいたこと、しかし立て続けに死んでしまったことを心に告げます。
だから残ったウサギに赤ちゃんができたことを生徒たちは本当に嬉しく思っており、積極的に世話をしているのだと。
佐野家に戻ると家族たちが心の初出勤のお祝いの準備をしてくれていました。
和子からはカーディガンを、佐野からは特製かにラーメンがふるまわれます。
暖かい家族の団欒に、心もほっとするような笑顔を見せました。
しかし心には時間がありません。
部屋に戻ってすぐ、スクラップブックを開きます。
五ヶ月後におきる惨劇をいったいどうふせげばいいのか。
テセウスの船 ネタバレ 15話
「殺人鬼のおもちゃ」
学校に行くと生徒たちの宝物であるウサギが首を切られて死んでいました。
凶器はそばにあったスコップのようです。
あしあとは既に消されており、心は事件の不気味さにこれも無差別殺人事件と関係があるのかと考えます。
職員室に戻った心に、木村さつきはウサギが殺されるのは初めてのことではないと衝撃の事実を伝えます。
立て続けに死んでしまったと言う話は、実はそのどれも殺された形跡があったようです。
去年の夏休み中の犯行だったので生徒たちには病死であると説明していました。
教室に戻った心は生徒たちに「昨日、飴をもらっている生徒がいたけれど、そういうことはしてはいけない」と話します。
察しのいい鈴はそれがなぜウサギの事件と関係があるのか、翼がやったというのか、そんなわけはない、と否定し、教室はパニックとなりました。
一方、心のスクラップブックには2月5日に田中という人物が死亡するという記事が載っています。
目の不自由な田中に対し、何者かは告げます。
「妊娠しているうさぎをころさなかったのは、生まれたらまたウサギで遊べるからだ」と。
テセウスの船 ネタバレ 16話
「死んじゃえばいい」
佐野が小学校のウサギ小屋に駆けつけました。
この事件はスクラップブックの記事には書いていませんでした。
佐野の方は2月5日に病気で亡くなる田中が気になるようです。
本当に事件性はないのかと。
一応事件の日まで毎日佐野は田中の元に通うと言います。
そして、田中の病死を防ぐことができるかもしれないと、佐野と心、そして田中の息子とともに説得し、病院に連れて行くことはできませんでしたが、医者の往診に来てもらう了承は得られました。
次の日の登校中、鈴は仲良しの明音と喧嘩をした話を心に言います。
翼くんを疑った心に対し明音は怒っていて、命の恩人である心を悪く言わないで欲しいと鈴が言い返してしまったのが喧嘩の原因です。
鈴は明音ちゃんなんて死んじゃえばいい、と言いますが、それを心は厳しく叱りました。
ある日、心は病床の田中の枕元にあるノートを見ました。
田中は詩人として未だに詩を書いているようで、心はそれを興味深く読みますが、最後のページには二人の女の子の絵がありました。
その女の子の片方は、黒く、塗りつぶされていました。
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テセウスの船 2巻の感想
ストーリーの展開が早く、ページをめくる手が止まりませんでした。
佐野の姿を見て殺人鬼ではないと信じるようになった心と、未来からきたという荒唐無稽な心の話を信じて二人で村を守ると決めた佐野。
今まで失われていた親子の絆がここでやっと結ばれるということにジーンときてしまいました。
2巻の前半は佐野家の団欒や心の就職など心温まるシーンが多かったのですが、後半はウサギの死や翼くんの存在、そして病死のはずである田中の周囲のきな臭さと、かなり不気味な展開になっていきます。
早く真相が知りたい反面、読み進めて行くのが怖くなっていきますね。
テセウスの船 ネタバレ 漫画もドラマも無料でみる方法 3巻あらすじ感想