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テセウスの船 ネタバレ 1巻あらすじ
テセウスの船 ネタバレ 1話
「加害者家族」
「テセウスの船」――船が何度も何度も繰り返し修理されていく過程で、最初に使われていた部品が全て新しいものに好感されてしまった場合、その船ははたして最初の船と同じものだと言えるのか?
そんなパラドックスについて考える主人公「田村心(たむら しん)」。
31歳になる彼は、今からおよそ30年前に大量殺人事件を起こしたとされる男「佐野文吾(さの ぶんご)」の息子だった。
夜中に悪夢で目を覚ました心は、隣で寝ている妻「田村由紀(たむら ゆき)」を起こさぬようにそっとベッドから抜け出てパソコンの前へ。
そして「音臼小無差別殺人事件 加害者家族」という検索ワードでネットを巡回。
そこに自分達についての新しい情報が書き込まれていない事を確認して、ようやくほっと息をついた。
朝になると身重の由紀も起きてくる。
彼女はもうすぐ出産予定日で、お腹もだいぶ大きくなってきていた。
そんな彼女とお腹の子供に向けて、心はハーモニカでオリジナル曲を演奏。
それに由紀は「この子が生まれてから今の歌を聞かせたら、それだけでパパだってわかっちゃうかもね」と笑った。
二人にとって待望の第一子出産は楽しみだったが、由紀の両親はそうでもないらしい。
理由は心の父親が大量殺人犯として捕まっているからだ。
それが原因で心の母親「和子」や、心の兄や姉もずっと苦労し続け、心自身もまた教師になるという夢を諦めている。
だが由紀はそんな夫を励ます。
彼女は心の父親が起こしたとされる事件について独自に調べあげ、その情報をノートにまとめて整理していた。
そして当時の音臼村には不可解な事件が立て続けに発生していたのだと訴える。
心はそんな由紀の言葉を遮ってしまうが、その日の夜に由紀は出産時のトラブルで命を落としてしまった……。
子供は無事に生まれたものの、帰らぬ人となってしまった由紀。
その葬儀には由紀の両親も出席したが、親せきや友人は誰も呼んでいない。
それは言うまでもなく夫が心――大量殺人犯の息子であるからだ。
由紀の両親は娘の棺桶の前で泣きながら「お前みたいな男と結婚したから……」と心を詰り、生まれたばかりの孫の未来を心配した。
心もまた同じ不安を抱えており、「自分のせいでこの子は人並みには生きていけないのではないか?」と思い悩む。
だが赤ん坊にハーモニカを聴かせてあげると子供はニッコリと笑顔を返してくれて、それで子供を守る決心がつく心。
彼は子供のためにまずは自分の過去とハッキリ向き合おうと思い、初めて佐野文吾との面会を希望する。
「未来(みく)」と名付けた赤ん坊を母に預け、父がいるとされる北海道の拘置所を目指す彼だったが……?
テセウスの船 ネタバレ 2話
「1989年1月7日」
強烈な寒さを感じながら目覚めた心。
彼の目の前には、もう既に取り壊されてしまったはずの音臼小の校舎がそびえたっていた。
廃村になった筈の村には多くの家屋が並び、いったい何事かと混乱する心。
そこに狐のお面を被った少年と、その祖母らしき人物が声をかけてきて「村の人じゃないようだが誰だ?」と心を怪しんでくる。
心はこの村で大量殺人を犯した男の息子という後ろめたさもあって、名前も名乗らずにその場から逃げ出してしまった。
しかし何処に向かえばいいのかが分からない。
もう6月の筈なのに雪が降り続け、ポケットから取り出したスマホは電源すら入らない。
公衆電話に入ってみれば1989年のタウンページが置かれている。
誰にも連絡すら取れず辺りをさ迷い歩く心は、その先で「佐野」という表札のかかった家を発見。
家の前には小学生くらいの女の子が雪に埋もれて倒れていた。
心は大声をあげて周囲に助けを求め、少女と一緒に救急車に乗って村の診療所へ。
するとそこには「1989年1月7日」と書かれた日めくりカレンダーがあり……。
テセウスの船 ネタバレ 3話
「交わせない握手」
訳の分からぬ状態で「佐野文吾」とばったり顔を合わせてしまった心。
事件記事に載っている顔写真で何度も見たのと同じ顔が今、心の目の前にあった。
佐野を見て、そして先ほど助けた少女が自分の姉にあたる「佐野鈴(さの すず)」である事を確認して、ここが1989年なのだと理解せざるを得なくなる。
奇しくも姉を助ける形となった心は、佐野から「貴方は娘の恩人だ」として握手を求められるのだが……。
テセウスの船 ネタバレ 4話
「過去は変わった」
心は幼い頃に姉・鈴から聞いた話を思い出していた。
急に顔の目立つところにホクロが出来て同級生にからかわれたという鈴は、10歳の時にそのほくろを手術で除去してもらったらしい。
しかし翌年に酷い凍傷を負って、ホクロどころではない大きな傷跡が顔に残ってしまった。
それを当時の姉は悲しそうに「運命は変わらない」と言っていたのだ。
その凍傷の原因であろう事件は、先ほど心がすぐに助けを呼んだ事で回避された。
同時に偶然ここに持ち込めた妻のノート――音臼村で起きる様々な事件についてまとめられた資料を読んで、次に起こるであろう女子死亡事件の原因も取り除いておいた心。
その事件とは千夏という少女が除草剤「パラコート」を誤飲してしまったために死亡するというものだった。
ところが彼の目の前にまたも予想外の光景が現れる……!
テセウスの船 ネタバレ 5話
「目撃者たち」
ノートに書かれているように千夏は自宅倉庫の前で意識を失って倒れていた。
原因は分からないが、心は佐野がその直前に千夏の手を引いてどこかへ歩いていくのを目撃していた。
だがそれは佐野本人によると「千夏がパラコートを盗んでいった男(心)を追いかけて外に出たところを、佐野がたまたま見かけて家まで連れて帰った」というだけの事らしい。
逆にその心がパラコートを自宅倉庫から盗む現場を目撃した者がいるとの情報が出てきてしまい……?
テセウスの船 ネタバレ 6話
「変わらない過去」
心の窃盗現場を目的したという村の青年「長谷川翼(はせがわ つばさ)」。
彼の証言を受けて、佐野は警察官として心に事情聴取をする事になった。
ひとまず駐在所兼佐野達の家となっている建物へと移動して、大人しく聴取を受ける心。
だが本来この時代の人間ではない心に答えらえるのは名前と出身地くらいで、ほとんど黙秘する形になってしまう。
そこへ若い頃の母・和子が現れて「娘の恩人に対して失礼な取り調べをしてるんじゃないよ!」と佐野をお説教。
未来と違って活力にあふれた母の姿と、その尻に敷かれる人の好さそうな佐野の姿を見て心は驚く。
妻・由紀が遺したノートには佐野の冤罪の可能性も書かれていた。
その可能性について初めて信じてもいいと思い始める心。
だが、そんな希望を打ち砕くかのような恐ろしいものを、心は佐野の部屋で発見してしまう……。
テセウスの船 ネタバレ 7話
「暴かれた秘密」
まだ幼い少年の姿をしている兄「佐野慎吾(さの しんご)」から、昨夜の佐野の様子について聞き出した心。
兄の証言によって心の中の父に対する疑念はますます強くなっていく。
そして佐野もまた心を怪しみ、同時に自分が心から疑いを持たれているのに気づいていた。
佐野は駐在所で心と二人きりになると、あらためて千夏の事件について質問を投げかけてくる。
心はそれに答えられないまま背を向けるしかなかったが、翌日、この村に残って音臼小の歴史を変えようと決意。
事件が起こるまで約5カ月、どうにかして村に居座る方法を考え始め……。
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テセウスの船 1巻の感想
2020年1月から実写ドラマが絶賛放送中の漫画「テセウスの船」、その第1巻です。
私は先にドラマから入りましたが、漫画版だと自分のペースで情報をゆっくり整理できるのがいいですね。
物語は「30年前に父が起こしたとされる大量殺人事件を止められるのか? そもそも本当に犯人は父だったのか?」という部分を追っていくタイムスリップもの。
おそらくここから心が音臼村の出来事に様々な介入をしていって、その歴史を大きく塗り替えてしまうのでしょう。
しかし冒頭で「テセウスの船」というパラドックスに言及しているように、あれもこれもと変えていくと最終的に当初とは全く別物の未来に辿り着いてしまいそうです。
単に「佐野は冤罪で、真犯人の方がきちんと逮捕された世界」に戻れればいいんですけどね。
なんだかそれとは違う結末も待っていそうな気がしてちょっとドキドキしてしまう、そんなプロローグでした。
テセウスの船 ネタバレ 漫画もドラマも無料でみる方法 2巻あらすじ感想