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隣の少女 70巻の漫画ネタバレ
ろうそくの火が静かに上を向いておりそこにすっとお線香に火をつける男性。
火をつけた部分から静かに上に線香の煙が立ち上ってきている。
祭壇には綺麗にこんもりと山ができていて沢山の白い綺麗な花が所狭しと飾ってある。
その真ん中に写真がある。
その写真の人物は久住紀香、アイドルの久住晴香の母親であり、社長だ。
ニュースキャスターの男性はアイドルの久住晴香をめぐり母の久住紀香と色々あった。
スーツのキャスターの男性は静かに右手でお焼香を済ませている。
故人との色々あったことを思いながら神妙な様子でいる。
右手の方で人の気配がしているので少し右手を気にする男性。
そこへ男性が近ずいてくる。
その男性はケンであり、久住紀香の事を社長と呼び大切に思い尊敬をしていた。
キャスターは何の事だろうと思い訳が分かっていない。
そんな様子だが、ケンはどうしてどういうつもりだと顏じゅうケガだらけで絆創膏も何個も貼っている。
ケンはこの久住紀香のお葬式に来れる身分ではないだろうとすごい怒りを抑えながら言っている。
男性二人の静かな睨み合いが続いている。
ケンの体験した久住紀香との別れの場面になる。
社長とケンが声をかけるが煙がいっぱいでどういう状況か分からない様子だ。
車のドアが開いていてそこからもくもくと煙があがっている。
何度も社長と呼んでいるが返答がない。
でもどこにいるかわからないので一生懸命に名前を呼んでいるケン。
どこの場所に飛ぼされているのか分からないケンは自分も額からどんどん血が流れていて目が血でつぶれそうになっている。
でもそんなことはどうでもよくて、社長がどこにいるかが早く知りたいので一生懸命に呼び続けている。
畜生とこの状況にイラつきながら煙の中を血だらけの状態で目を凝らして、あたりをチラチラ何度も見て首を動かしている。
洋服は血だらけで大量に出血している。
社長どこにと焦っている。
そしてやっと白い花壇と花壇の間に倒れている女性、久住紀香を見つける。
紀香は肩の出たセクシーな格好だがスカートから少し下着も見えているが、そんなことはどうでもよく身動き一つしない。
その状況にケンはびっくりして声も出ない。
すぐさまに近寄っていき、社長と声をかける。
社長のこの状態に危機感を覚えながらも大丈夫かと声をかけているが、紀香は額から血が出ていて反応があまりない。
ケンは自分の膝の上に紀香の頭をのせることで紀香のことを優しく介抱しながら声をかけ続けている。
社長に自分の声が聞こえるかと尋ねているが紀香は大量の血が出ており動かない。
ケンはまたどうしようと焦ってきてそこでまた投げやりな言葉を吐く。
その時、すっとケンの紀香をかかえている左手に紀香の手が動いておいてきた。
この状況でこのくらいしか反応できないほどの力しかないのだ。
紀香はケンと小さな声で発する。
気が付いた紀香にケンはすぐさま社長と声を大きくして答える。
そこで紀香は自分の最後で死ぬときはこんなものだと思っていたと言う。
ケンに謝る紀香は本当にごめんなさいと。
ケンに約束をさせるが、私死んでもこんな私の為に何かしないでほしいと言って頼む紀香。
ケンはそんなことはいいから話すぎると死んでしまうと思い、もう話はいいから黙ってほしいと頼むケン。
紀香もケンも血だらけで大惨事の事故だ。
そこで紀香の口から大量の吐血があり咳き込んでいる。
辺りには紀香の咳の音が響いているだけである。
そして紀香はこう続けた。
自分と関わった人は死んだ人が沢山いる。
だから自分の最後はこれが似合っているという。
償いを自分はしないといけないと言って口から血を流しながら話す。
最後に一番言いたい言葉はやはり晴香の事だった。
晴香にと言って絶命した紀香。
いつも晴香のことを大事に考えていた壮絶な紀香の最後だった。
ケンの左手に置いてあった紀香の手がすっと落ちた。
全身血だらけで紀香の亡骸を腕に抱いて、ケンは絶望に落とされた。
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隣の少女 70巻の漫画の感想
いつも晴香の事だけを考えていた久住紀香の死がかわいそうです。
母親としてこんな人生を歩んでしまって自分のせいで沢山の人が死んでしまったのも自分が原因だと思っているところが悲しいです。
アイドルとしての晴香をいつも気にしていて、晴香のことを思って生きていたのに上手くいかないことが多く悩んでいた。
高梨祐一に自分に何かあればと晴香のことを頼んでいた紀香。
でもこんな形での死は予期していなかったのではと思います。
晴香をめぐる人達で晴香の存在が大事なものに思えてきます。
\comming soon/