駆除人 ネタバレ 漫画2巻あらすじ
「漆黒の館、黒くて素早い憎いヤツ」
異世界に転生したナオキは害虫駆除人として旅を再開しました。
これまでナオキは害虫駆除の仕事をギルドで受けて日銭を稼いできました。
害虫一匹では報酬も経験値もごくわずかですが大量に退治すれば話は別です。
またたくまに高レベル冒険者になったナオキはギルドの女教官を一撃で倒すほどの実力を得てしまっています。
それも戦闘スキルにはポイントを振っていないというオマケ付きです。
今回の旅にはそのビキニの女教官のアイルが同行しています。
次のオスローの街ではギルドの依頼でナオキは奴隷商の屋敷のバグローチの駆除を行うことにしました。
このモンスターはゴキブリのような醜悪な姿をしています。
屋敷では老いた女奴隷メイドのテルに事情を聞きました。
屋敷全体に広がった害虫は、毒ダンゴなどの通常の方法では駆除できないと考えたナオキは一計を案じました。
まず屋敷全体に煙を焚いて地下室に害虫を追い込みます。
そして密閉された地下室に燻煙型駆除剤を焚いて一網打尽にしたのです。
その最中に地下牢に閉じ込められている人獣に襲われたナオキでしたが高レベル冒険者の彼には蚊ほどにも感じないのです。
駆除依頼をした奴隷商は報酬が払いきれないとして感謝と共に奴隷メイドのテルをナオキに贈りました。
こうしてナオキとアイルは奴隷テルを加えて新たな目的の船旅を目指して旅を続けるのでした。
ナオキたちが幌馬車で移動していると突然空からワイバーンの群れが襲ってきました。
すぐさまアイルが群れを退治するとナオキはその肉は食べれるかと尋ねました。
他の幌馬車客にも肉を振舞ったアイルたちはレッドドラゴンの存在を知ります。
天敵であるドラゴンがワイバーンを食っているため頭数のバランスが保たれているのです。
そのドラゴンに異変がある考えたナオキは洞窟にある巣を訪れました。
モンスターの言語を習得したナオキはドラゴンと交渉して天敵役をしっかりやるように説得しました。
駆除人 ネタバレ 漫画2巻6話あらすじ
「マリナポートの恋」
港町マリナポートに着いた三人でしたがナオキはテルの料理を食べてその美味さに驚愕しました。
長年メイドとして商人の屋敷で働いてきた奴隷のテルは家事の技術が優れていたのです。
そしてナオキたちはさっそくギルドで仕事を受けることにしました。
今回の仕事はある造船所の掃除とマスマスカルの駆除です。
男だらけの造船所は散らかり放題だったのです。
すでに当面の旅費や生活費は蓄えているナオキがこれほど熱心に仕事をする理由が判明しました。
なんと彼は自分の船を持とうとしているのです。
自分の船であればどこへ行くにも航路や時間を自由に選べます。
造船所に着いたナオキとテルは所長のポロックを紹介されました。
数日間この場所に通ってナオキは駆除をテルは掃除をすることに決まりました。
一方アイルは退治した獲物のウロコを売ってきたり闘技場で優勝して乗船チケットを得たりしています。
一週間が経過してギルドの駆除仕事も終ったころ、ポロック所長とテルが良い関係になっていました。
所長にプロポーズされたテルはまだ迷っています。
ナオキはそんな彼女に今からスタートして幸せをつかめば良いと背中を押しました。
ここで奴隷から解放されたテルとはお別れです。
駆除人 ネタバレ 漫画2巻7話あらすじ
「やりたい放題通信」
アイルと二人になったナオキはクーべニアに残してきた元奴隷のセーラとバルザックに連絡しました。
この異世界での通信は魔法効果のある小袋を携帯電話のように使います。
ナオキに惚れているセーラは久しぶりの彼の声に袋の向こうで大興奮をしています。
セーラはナオキが女戦士のアイルと一緒だと知ると激しく嫉妬して激怒しました。
そして彼女はアイルのビキニアーマーを指して露出狂女だとなじるのでした。
アイルは言われなき中傷への反撃として小袋に向かっていやらしい声を出してナオキとの肉体関係を偽装しました。
音声だけの通信でセーラをさらに嫉妬させて困らせてやろうという作戦です。
セーラはそんな計略にまんまとはまり、ワイセツな妄想をしてひとり絶叫するのでした。
駆除人 ネタバレ 漫画2巻8話あらすじ
「死に損ないの魔物学者」
ナオキはこれから船で海を渡る前に魔物にくわしい人物を探していました。
近くにベルサという魔物学者がいると知った彼はさっそく会いに行きました。
貧困で苦しんでいたベルサにナオキはギルドの仕事を受けるように諭しましたが彼女は皆に嫌われているから無理だと断りました。
実はこのベルサは前の領主の娘でした。
火山の噴火で苦しむ民に私財を提供していた元領主は輸送の馬車を何度も襲われて失意のうちに左遷されたのです。
そんな元領主の娘に新しい領主が魔物学者になるのはどうかと提案したという次第です。
そんな不憫なベルサにナオキは自ら研究資金を提供すると申し出ました。
ナオキは魔物学者に金を提供して魔物の研究成果を得ます。
エルサは資金不足で中断していた研究を再開できます。
これは二人にとって好都合の合意になりました。
駆除人 ネタバレ 漫画2巻9話あらすじ
「さようならと行ってきます」
ベルサの研究室は監視されていて急に焼き討ちされました。
ナオキとベルサを怪しんだ現領主の仕業です。
ナオキの元にも部下が送られて国家反逆罪で逮捕されそうになりました。
しかしこれまで大量の害虫駆除で異常な経験値を稼ぎ、高レベル冒険者となっていた彼はそれに対抗しました。
ナオキは放火現場の聞き込みでベルサがさらわれたことと領主の執事が関係していることを知ります。
領主の館に乗り込んだナオキはベルサ救出のために中に入ろうとしました。
門で待ち構える手練れの執事は女戦士アイルが相手をすることになりました。
館に単身入ったナオキは金で雇われた用心棒連中を一掃すると奥の領主の間に入りました。
ナオキの実力を理解した領主はこれまでの隠された事情を全て吐き出しました。
現領主は前領主の娘のベルサを脅威に感じていました。
現領主はベルサにとって父親の仇と考えられるのです。
しかしすぐに彼女を暗殺すれば疑いの目は現領主の自分に向けられてしまいます。
そこでベルサを魔物学者にして研究の最中に魔物に襲われれば不自然ではなく彼女を始末できるということ思いつきました。
ナオキは五年間も彼女に脅威を感じていながら手出しできなかった現領主は小心者だと見抜きました。
そして現領主を殺すことなくベルサを連れて戻しました。
現領主は報復を予告しましたがナオキはその際は猛烈な反撃すると牽制しました。
ベルサは自分が現領主にだまされていたことを笑うと、全てを失ったと泣き出しました。
ナオキはそんな彼女を冒険の旅に誘いました。
元々ナオキは魔物にくわしい学者を旅に同行させたいと考えていました。
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駆除人 ネタバレ 漫画2巻感想
テルを奴隷から解放するシーンが印象的でした。
ナオキは仕事の報酬としてテルをもらいました。
しかし老女奴隷などもらっても困るだけです。
ナオキは屋敷を持っているわけでもなくメイドなど旅には邪魔なだけなのです。
ですからすぐさまナオキはテルを奴隷から解放してもよかったはずです。
しかしナオキがテルを解放したのは彼女が所長からのプロポーズを承諾する直前でした。
この異世界では主人は奴隷を解放すると宣言するだけで手続きは終わるのです。
この解放のタイミングは考えさせられました。
長年テルは屋敷で奴隷メイドとして働いてきました。
今回初めて自分の意思で自分の人生を決めることができたのです。
ナオキの行いは奴隷から解放されれば人生を自分で決めなければならないと言わんばかりの行動でした。
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