サミットで警察が恐れるのはISISではなく「山口組アジト」 | イエロージャーナル

 2016年5月、三重県志摩市を会場に、第42回先進国首脳会議が開かれる。いわゆる「伊勢志摩サミット」だ。  ここで改めて参加国を確認しておこう。

 アメリカ、イギリス、フランス、ドイツ、イタリア、カナダの6か国に加え、欧州理事会議長と欧州委員会委員長、という顔ぶれになる。一部の国内メディアは「安倍首相がロシアの復活参加をサプライズ的に狙っている」と報じているが、少なくとも現時点で2014年から続く、ロシアの〝サミット出入禁止〟が解けるという情報はない。

■サミットの警備で求められる「イスラム国テロ」の徹底防御

 いずれにせよ、G7だろうがG8だろうが、イスラム国による甚大なテロ被害を受け、イスラム国と戦争状態に陥った国が多い。  アメリカ、フランス、イギリス、そしてロシアは空爆を実施。ドイツは後方支援を決め、イタリアも有志連合の国防相会議には参加している。カナダも前政権までは空爆に加わっていた。軍事行動に無縁なのは日本ぐらいなのだ。  伊勢志摩サミットではイスラム国を筆頭とする報復テロに対し、最大の警戒が求められている。文字通り日本国の威信と実力が問われていることになるだろう。  実際、サミットの候補地選定で賢島が海に囲まれているため、警備上有利であることは考慮されている。また「国際的巨大イベントの経験が皆無」と危惧する声があるとはいえ、三重県警は管内に伊勢神宮を抱え、要人警備のノウハウを熟知しているのも知られた話だ。  備えは万全──といきたいところだが、果たして実情はどうだろうか。  実は現在、政府を震撼させる情報がもたらされ、警察が対応に追われているのだという。しかもサミットに対する危険性を訴える情報はイスラム国とは全く関係がなく、何と山口組に関するものだというのだ。  もちろん山口組がテロを計画しているわけではない。一体、どんな情報なのか。さる大手マスコミ記者が明かす。

「実はサミット会場の近くに山口組、しかも6代目組長とされる篠田建市、司忍の別荘があるらしいんです。その情報が飛びこむと、警察をはじめとする警備担当の関係者が真っ青になったと聞いています」

■―――――――――――――――――――― 【購読記事の文字数】約3300字 【写真】2015年12月、賢島会場で行われたテロリスト制圧訓練(代表撮影=時事通信)

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