プロ野球B級ニュース2016㉒大乱戦&大量得点 | イエロージャーナル

 野球において、最も面白いスコアは何対何か──。

 こんなアンケート調査を行えば、たちまち百家争鳴、収拾がつかなくなるのは言うまでもないだろう。

 シーソーゲームですら前提にはならない。1対0を至上とする者もいるからだ。8対7は「ルーズヴェルト・ゲーム」として有名だが、9対8、もしくは7対6を主張するファンも相当な数にのぼる。

 いや、1点差でさえ、否定されるかもしれない。愛するチームが12対0で勝つのが最も面白い、という意見も、ファン心理としては理解できる。

 とにもかくにも、息づまる投手戦も野球なら、呆れるほど打者が活躍する乱打戦も、同じ野球に間違いない。そして16年のシーズンでも、歴史に残る乱打戦・大量得点の試合が行われた。様々な野球の魅力のうち、1つの究極をお読み頂こう。

「プロ野球B級ニュース事件簿2016」の第22回は「乱打戦・大量得点篇」とし、

①ミスター・ルーズヴェルト・ゲーム!  川本良平(楽天) ②大量得点でも憮然  伊東勤監督(ロッテ) ③先発全員「打点」の凄まじい打線  長谷川勇也(ソフトバンク) ④荒れたのはスコアだけでなく、1試合2乱闘

 T-岡田(オリックス)

の3選手、1監督のエピソードをご紹介したい。

■―――――――――――――――――――― 【著者】久保田龍雄 【購読記事の文字数】4600字 【写真】福岡ソフトバンクホークス公式サイト「長谷川選手グッズ」「選手下敷」より

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