2016年のパ・リーグは、いや、球界全体でも、大谷翔平が強烈な印象を残した1年だったと振り返っていいだろう。チームが日本一となり、パ・リーグM.V.P.に選出。ベストナインでは投手部門と指名打者(DH)部門で史上初となるダブル受賞を果たした。
そんな大谷を、今回は特集する。厳選に厳選を重ねて振り返る試合は、次の4つだ。
①5月29日 日本ハムvs楽天(コボスタ宮城) ②7月3日 日本ハムvsソフトバンク(ヤフオクドーム) ③7月16日 オールスター第2戦(横浜)
④10月16日 CSファイナルステージ第5戦
2018年に大谷がメジャー移籍を果たすことは、もはや既定路線と考えられている。今年で日本球界において活躍する姿は見収めとなるわけだ。
この連載は「B級ニュース」を銘打ちながら、今回は正真正銘の超A級を取り上げる。〝看板に偽りあり〟をお詫びして、「野球の神に愛された男」の凄さを味わって頂きたい。 ■―――――――――――――――――――― 【著者】久保田龍雄 【購読記事の文字数】4300字 【写真】2017年1月、千葉県鎌ヶ谷市の「ファイターズスタジアム」で自主トレを行う大谷翔平(撮影 産経新聞社)
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