2016年8月24日現在、リオ五輪中にジカ熱は発生しなかった。WHO(世界保健機構)やブラジル政府の主張が正しかったわけだ。例えばニューズウィーク日本版(CCCメディアハウス)の公式サイトには『「ジカ熱懸念」で五輪を辞退するゴルファーたちの欺瞞』との記事が掲載しているが、注目すべきは7月21日というアップ日だろう。五輪後の総括記事ではなく、事前に欺瞞と指摘していたのだ。それが全くの正論だったことが証明されたことになる。
(http://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2016/07/post-5522.php)
結局のところ、辞退者の大半が男子のプロゴルフ選手。一応は「ゴルフ場は蚊が多い」という理屈を展開したものの、それから広がりを見せなかった。何より本当にジカ熱を警戒しなければならないのは妊娠中の女性だろう。
つまり健康面の不安とは口実にすぎなかったわけだ。松山英樹選手の出場辞退は日本中にショックを与えたが、関係者も「やはりジカ熱は口実です。はっきり言えば嘘です」と〝欺瞞〟を認める。
■―――――――――――――――――――― 【購読記事の文字数】2100字 【写真】LEXUS×松山英樹公式サイトより「2013年所属発表記者会見」 (https://lexus.jp/brand/amazing_in_motion/hideki_matsuyama/)
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