2017年3月27日
【無料記事】みずほ銀行頭取人事は「林解任」が真相
みずほフィナンシャルグループ(東京都千代田区大手町)は1月31日、傘下行トップ・みずほ銀行(同)の頭取として、藤原弘治常務(55)を昇格させると発表した。
経済ジャーナリズムの中には、「将来トップ候補との呼び声は高かった。文句なしの順当人事」といった報道を行った社もあった。
だが、関係者からは異論も漏れ聞こえる。
それによると、今回の人事は藤原新社長の問題ではなく、林信秀頭取(59)の実質的な「解任」と見る方が正しいという。
■―――――――――――――――――――― 【写真】みずほFG公式サイトより
(https://www.mizuho-fg.co.jp/index.html)
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2017年2月1日
【会員無料】みずほFGの経営統合「リースと不動産」で暗闘
みずほフィナンシャルグループ(東京都千代田区大手町・証券コード8411)傘下の企業が新たに経営統合を模索し始めた。早ければ年内にも道筋をつけ、来年には実施という段取りを考えているようだ。
経営統合を検討するのは、傘下リースの芙蓉総合リース(千代田区三崎町・8424)と興銀リース(港区虎ノ門・8425)。そして不動産のヒューリック(中央区日本橋大伝馬町・3003)と東京建物(同区八重洲・8804)である。
みずほFGは2013年2月に『ONE MIZUHO』を掲げ、第一勧業銀行、富士銀行、日本興業銀行の「旧3行による派閥争いをなくす」と宣言した。
14年6月には委員会設置会社へ移行。社外取締役に就いた川村隆・元日立製作所会長から「グループ傘下企業がいくつもあるのはおかしい」と指摘され、銀行、証券、資産運用会社の統合を実施してきた。
そして次に検討課題となったのが、まずリース会社である。グループ内には芙蓉総合リース、興銀リース、そして東京センチュリー(千代田区神田練塀町・8439)の3社がある。
全社とも、みずほ系とはいえ、東京センチュリーの筆頭株主は伊藤忠商事だ。株式保有率は25%。「3社統合は簡単ではない」とし、芙蓉総合リースと興銀リースの経営統合を模索することになった。
ところが、芙蓉総合リースと興銀リースは上場会社。「上場会社の社長や役員の椅子を手放したくない」として、両社の役員は統合を渋っていた。
業を煮やしたみずほFGの佐藤康博社長は15年、FG副社長の辻田泰徳氏(旧富士銀出身)を芙蓉総合リースの社長に送り、16年6月にはみずほ証券の社長だった本山博史氏(旧興銀出身)を興銀リースの社長に就けるという〝荒療治〟を断行した。
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(https://www.mizuho-fg.co.jp/index.html)
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