【無料記事】「カジノ解禁」は「風俗業界」にも巨大商機到来 | イエロージャーナル

 遂に自民党悲願のカジノ法案が成立した。

 ギャンブル依存症への対策がクローズアップされているが、とにもかくにも日本にIR(統合型リゾート)が誕生する。既に動いているのは、ユニバーサルエンターテインメント(旧アルゼ・東京都江東区有明)やセガサミーホールディングス(港区東新橋)といったパチンコ・パチスロ・ゲームメーカーばかりでない。世界に冠たる日本の「FUZOKU」つまり風俗産業も虎視眈眈とビジネス拡充を狙っているのだ。

■―――――――――――――――――――― 【写真】東京・吉原のソープ街(撮影・産経新聞社)

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「金持ちがカジノに集まるのには理由があります。プライベートジェットで世界中から飛んでくる目的は、実はギャンブルが1番の目的ではないんです。賭博など富豪にとっては結局、儲かっても損しても端金です。彼らが本当に楽しみにしているのは、現地のオンナなんです。カジノあるところに売春あり。この法則が当てはまらないカジノはありません。そういうことで、日本でカジノが解禁になると、風俗産業にビジネスチャンスが生まれるというわけです」

 こう解説するのは、海外駐在経験の豊富な、現役のメガバンク役員だ。

 役員氏は、これまでに数多くの海外カジノを訪れ、実際に遊ぶことでリアルな現状を熟知している。同じようにして「日本カジノ解禁」に備えてきた風俗業界の関係者は少なくない。さるソープランドのオーナーが打ち明ける。

「お台場にカジノができたら、すぐに手配をしないとな。もう、うちは様々な関係者に指示を出しているよ」

 これまでにも、日本のAV女優らを斡旋する専門デリヘルが中国人富裕層をターゲットにしたことはあった。だが今回の風俗業界に対する〝IR=カジノ神風〟では、ソープ業界の鼻息が荒い。

「デリヘルは〝本番〟の有無にかかわらず、結局は平凡なセックスの範疇を出ない。だが、訓練された泡姫の泡踊りだけは世界中、どこに行っても日本のソープでしか堪能できないんだ。だから、お台場のカジノ客を吉原に引っ張ってくるだけじゃなく、どうやって吉原と同じサービスをカジノVIPの客室に届けるかが鍵だ。カジノ計画がスタートしたら、新規事業として始められるようにしておく」(同・ソープオーナー)

 さすがは日本を代表するソープオーナーだ。日本の泡姫を「AWAHIME」として、クールジャパンの裏目玉にする計画だという。確かにケツの穴まで舐めてくれる献身的なサービスは世界に類例がない「オンリーワン」に違いない。

「うちは昔から外人観光客にも対応してきたからね。デリヘルなんかとは一日の長がある。内装も外人好みにもしている。風呂も外人の体格を考えて広目で、なおかつ和風テイストを感じさせるものも用意してきたよ」(同)

 あまり知られていないが、最近では稼げる日本人風俗嬢は、既に海外カジノに〝移籍〟している。先のメガバンク役員は「日本では『いい女の空洞化』も始まっているんですよ」と苦笑する。

「この間もマカオのカジノを視察しましたが、娼婦のいる場所には船で渡るんです。下船の順番は船長が決めるんですけど、これがそのままオンナの部屋に入る順番になります。1番人気は色が白くて巨乳のロシア系です。そしてマカオで、つまり世界で2番目に人気なのが日本人なんですよ。GDPじゃ中国に敵いませんが、日本女性は世界2位なんです。日本にカジノが来たら、世界中の富豪が買春のためにプライベートジェットでばんばん飛んできますよ。ソープ業界が商機を見逃すはずはありませんし、デリヘルもカジノバブルの恩恵に与るでしょう。そしてソープとデリヘルの競合が激しくなればなるほど、サービスを受ける側にとっては相乗効果が期待できるのは理の当然です」

 カジノオープンXデーに向けて、既に「オンナの商品開発」は始まっているという。先のソープオーナーは自信に満ちた笑みを浮かべる。

「デリヘルを徹底的に研究しろと言ってる。勝負はデリヘルとの差別化だ。泡姫は日本固有の文化だと富裕層に思わせれば勝ちだよ」

(無料記事・了)