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モンキーピーク 最新刊3巻のネタバレ
猿の仲間じゃないかと疑われた早乙女は、安斎による拷問を受けていた。
その途中で猿が現れたので拷問は中止となり、安斎達は外に出てくる。
安斎は長谷川以外の者達を小屋の中に入れると、ベンチを手にして入り口を固める。
二階の戸締りが気になる安斎に対して長谷川は、南と飯塚を連れて2階へと向かう。
この間に宮田は吊るされている早乙女を助けると、この小屋から去ってと断腸の思いを口にする。
宮田達の心中を察した早乙女は氷室もここにいたら始末されるという事で、連れていこうと目を覚まさせると彼は大声で早乙女が逃げると叫んだ。
安斎達が来る前に早乙女は逃げ出し、後から安斎が来たが宮田が立ち塞がる。
やがて現れた猿は林が演じており、長谷川も一枚噛んでいたのを知った安斎は一旦責めるのはやめると言う。
宮田は内心安堵しながら、早乙女の身を案じていた。
その早乙女は岩陰に隠れていたが、靴を履かずに素足で出てきたのでこれからどうすればいいのか分からなくなっていた。
小屋の中では早乙女がいなくなったため、安斎は再び氷室に拷問をかけようとするが長谷川に止められ、後の事は警察に任せればいいと説得する。
そんな中、早乙女の話になり、宮田は中三の頃に早乙女が友人のユージと共に盗んだバイクを無免許で運転して事故を起こしてユージを亡くしたという話を皆にするが、宮田は本当に早乙女が運転していたのかと疑問に思っていた。
更に次の年には父親を亡くしたと言うと、佐藤は壮絶だと呟く。
不意に飯塚は早乙女の中学時代はどうだったんだと、宮田に聞く。
中学時代の早乙女は喧嘩早くて上級生との喧嘩の際、2階から共に落ちて怪我して以降ユージ以外の者達は近寄らなくなったと宮田は語り、やられたらやり返すだけで他人をいじめるような事はしないと言う。
その頃、外では弓矢を持った猿が小屋の近くに来ていて、弓矢を使って長谷川を始末しようとしていた。
そこへ早乙女が現れて、矢を奪って逆に猿に突き刺した。
この事はすぐに宮田達の耳に伝わる。
早乙女は自分が猿の立場なら隠れて待ち伏せ出来る場所にいるはずだと踏んでいたが、猿は早乙女を押して逃げ出し、早乙女も何とか後を追う。
崖下まで来た早乙女は猿が矢を放つ体勢を取っており、矢を放つが彼は歯で矢を噛むことで辛うじて助かる。
早乙女はジャンプして猿が再び矢を放とうとする前に、手にしていた矢を猿に突き刺して共に落ちていく。
崖の浮島に叩きつけられた早乙女は後から来た宮田達に発見されたが、再び猿が現れて早乙女を殴っていき、早乙女は勝ち目がないと感じ始める。
ならばと言わんばかりに、早乙女は猿を抱きかかえて共に再び崖から落下していくのだった。
自らの命を犠牲に猿を仕留めた早乙女の姿に、安斎は見事だと口にすると宮田は彼に食って掛かり、絶対に今回したことをぶちまけるとまくし立て、安斎も責任は取ると口にすると同時に夜が明ける。
辛うじて生きていた早乙女はユージとの他愛ない話の走馬灯を見ていたが、誰かが呼ぶ声がしたので目を覚ますとそこには行方不明だった田中がいた。
田中は矢ノ口落としで猿に襲われた際、崖から落ちて骨折になりながらも懸命に逃げ続け道に迷ったところだった事を早乙女に話した。
そして早乙女が水や食べ物を持っていないことを知ると項垂れる。
その間に早乙女は猿の謎を掴んだので、この事を伝えようと決意した。
その頃、小屋では一向に迎えが来ないので南は苛立っていた。
そして安斎は小屋の入り口で見張りをしていると、登山者の男女がやって来たのを目撃する。
もしかたら救助の者かと思った安斎は声をかけるが、彼らは救助の者ではなかった。
取りあえず男女は小屋の中に入ると、岡島達も救助の者だと思い込み始め、彼らは一旦警察に電話をしようと衛星電話を取りだす。
その時、一時的に吊るされていた状況から解放されていた氷室が彼らから電話を奪い、安斎が取り押さえるがその拍子に電話を崖下から落としてしまう。
男女は取りあえず自分達は救助の者ではないと伝え、男性は八木満、女性は八木薫だと名乗った。
そして改めて氷室を拘束して、安斎達から事情を聞いた八木兄妹は彼らの事はニュースにはなっていないと伝える。
その事から捜索隊は来ていない事を悟った安斎達の間に絶望感が生まれ、更にまだ猿の仲間がいるんじゃないかと言う疑心暗鬼に陥る。
八木兄妹が外にある遺体を平然と見ている姿を見て、安斎は慣れているのかと聞くと彼らは何度も山に登っているからこういうのは日常茶飯事だと答え、岩砕の山頂で伝説の猿神を見たと口にする。
安斎は彼らの協力を要請し、八木兄妹は了承し、明日石ノ平中峰駅に行くことを言うのだった。
藤柴は八木兄妹の仲睦まじい姿を見て、兄妹じゃないなと勘づいていた。
そして宮田は飲み物を持っていくと、これ以上この場所にいたくないと言って出ていこうとし、林や長谷川も同調する。
その様子から安斎は自分か宮田か好きな方につけと言うと、宮田、林、長谷川、岡島の4人が出ていくこととなった。
出ていく際、八木兄妹からランタンを受け取った宮田達は去っていった。
安斎は彼らが去ったことで監視する対象が減って助かったと口にし、残った面々の中に猿の仲間がいると踏んでいた。
飯塚は藤柴に密かにかすめ取っていた食べ物や飲み物を彼女に見せると、彼女は即座に桃の缶詰を食べる。
その様子を見ながら飯塚は、集団の中では自分より弱い者を作るのが鉄則だと思っていた。
その頃、宮田達は中岳山頂に辿り着くと、三ツ倉小屋へと向かうのだった。
そして早乙女は田中と共に安斎達がいる小屋へと向かう。
中岳山頂を降りていくと宮田達だったが、革靴を履いている宮田は足の指に痛みを感じていたが、歯を食いしばって降りていく。
途中で休憩となり、長谷川は三ツ倉小屋に何か食べ物とかがあれば安斎達に渡すためについてきたと口にし、宮田は空気が悪いからと答える。
やがて休憩が終わり、宮田達は再び山を登っていくと同時に早乙女と田中が中岳山頂を登り終えていた。
そんな中、早乙女は宮田の足跡と猿の血を見つけると田中に小屋へ行くように伝え、自分は宮田の後を追う。
その頃、宮田の足は限界に近くなっていたので長谷川は先頭に行くように言い、自分は一番後ろにつく。
早乙女も素足の状態がずっと続いているので苦しい思いを抱いていたが何とか先に進む。
先頭を歩く宮田だが、リュックを背負っている状態を維持するのも厳しくなっていたので長谷川に預かってもらうが、内心情けないと思っていた。
鎖を手で掴みながら林、岡島と共に移動していたが不意に長谷川の姿が見えなくなり、代わりに猿がいた。
この事から長谷川は始末されたと感じた宮田は命を諦めようとしたが、林はこの猿は早乙女が傷つけた猿だからまだ逃げ切れると言って励ました。
冷静さを取り戻した宮田は林と岡島と共に逃げるが、猿が迫って来るので岡島は鎖を使って大きく揺らす。
それによって鎖を繋いでいた杭が岩壁から外れて、宮田達は落ちてしまう。
しかし、鎖を持っていたせいか一命をとりとめるが猿が岩を投げつけて岡島に命中し、彼は手を離しかけるが再び掴んだ。
猿は再び岩を投げようとしたところへ早乙女がやって来るのだった。
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モンキーピーク 最新刊3巻の感想
宮田達も怪しんでいますが、氷室がかなり怪しい感じですね。
本人は全面否認していますが、何故窓を開けようとしていたのかの謎が解けていませんし、空気を入れ替えるだけと言っていましたが、それなら外に出ていればいいだけなので本当に怪しいです。
それに警察を呼んでほしくない事から、やましい事があるのは確定的みたいですね。
そして絶体絶命の宮田の元に早乙女が来たことは彼らにとっては九死に一生を得た気分でしょうね。
猿は手負いの状態なので、早乙女は彼の猛攻を何とか凌いで犠牲無しで切り抜けてほしいです。
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