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トーキョー忍スクワッド最新話9話漫画ネタバレ

2049年、東京。

政府が打ち出した「ガラパゴス改革」により、ロシア・中国・アメリカと日本を繋ぐハイパーループが開通。グローバル化を意図したその政策は東京を世界一の犯罪都市へと変えた。
犯罪率の上昇に伴い、裏社会では戦国の世から続く奴らの存在が認知され始めた。

それが―忍。

「かつての敵」

水谷が人質にされ、彼がいる住所まで一人で来いとメッセージを送られたマキは一人で向かう。

彼女がやって来たのは倉庫で、そこには南雲達青眼と老齢の女性がいた。

マキは水谷の心配をしながら近寄ろうとするが、老齢の女性が立ち塞がる。

彼女はモーニング・エージェンシーの社長のハナベルだった。

彼女はマキには手を出さない代わりに、水谷に膝蹴りを叩き込むと注射器を取り出して目に刺してヒアルロン酸を注入する。

そしてハナベルは、マキにモーニングに所属するか、水谷と運命を共にするかの二択を選ばせようとする。

「“大蛇(オロチ)路1街区”に売り飛ばすのもアリね♡あそこに行った者は皆笑い方を忘れる」

とハナビルは笑いながら言う。

マキは泣きながら水谷にこんな世界があるなんて知らなかったと、水谷の言う事を聞いていたら水谷はこんな目に遭わなかったと謝り、水谷は気にしていなかった。

そして彼らを刺激するなと、何があっても生き残るようにマキに言うのだった。

「なんて冷める光景なんだ…!」

と一連の流れを見ていた南雲はこう呟くと、ベイにこの光景を見るために仕事をしているんだと言う。

しかし、それと同時にまだ役者が揃ってないと呟くのだった。

その頃、仁達はマキがいなくなった事に気付き、色々考察していく中でマキが自分から出ていったのと、青眼が関わっている事を察する。

正直、彼らは途方に暮れていた。

今からモーニング事務所に行くとしても時間が足りないし、仁の“磁電管(マグネトロン)”は半径50m以内しか探知できないからそれ以上の距離にいたら効果が無く、他のスクワッドに要請するにしても仁達を恨んでいる者は多かったので、打つ手無しの状況だったが…。

「一人いた―――!!!」

と仁は何かを思い出したかのように大声で叫んだ。

そして新宿にあるアパートにやって来た仁とパピヨンは、かつてエンを連れ去ろうとしていたSINAとメイフェザーに会う。

事情を全て話した仁に対して、SINAはよくあれだけボコボコにしておいてよく来れたなと呆れながら言う。

因みにSINA達のスクワッドは仁達と関わったせいで、解散になりそうな状況になっていた。

仁やパピヨンは何とかお願いするが、SINAは南雲の評判を知っているからか、関わりたくなく断ろうとしていた。

「頼むSINA　その代わり…なんかあった時　おまえ等のケツはしっかりと『鳴海會』がもたせてもらう」

と仁は真剣な表情で言うと、SINAは少し考えると居所を特定するだけと言って、耳を塞ぐように言う。

そして音響術・正弦波(クリックウェーブ)を発動させ、クリック音で目標までの距離、物体の大きさ等を把握する。

その結果、ハイパーループの近くにある不自然に氷が張られているコンテナ埠頭にいるかもしれない事が発覚する。

SINAにお礼を言った仁はパピヨンと共に出ていくと、外に置いてあったバイクに乗る。

彼らが乗るバイクは磁気浮上式のバイクで、仁の磁界術にとって超電導リニアの原理で推進するものだった。

仁はパピヨンにしっかり捕まっておくように言うと、磁界術を発動させてバイクを推進させる。

「オッシャア行くぞ!!パピヨン待ってろオラァ―――!!」

と仁は叫ぶのだった。

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