今年57回目を迎える『日本レコード大賞』をめぐり、大改革を目論む「無名のドン」と「有名なドン」が一触即発の状態だという。レコード会社のスタッフが明かす。 「芸能プロダクションの利権に最もかかわるレコード大賞や最優秀新人賞は、この20年、新聞各社と通信社を中心とした20人前後の審査委員会が決定していました。それを今年から『大賞・新人賞』『アルバム賞』『作曲家協会選奨・最優秀歌唱賞』の3委員会にマスコミ審査員を振り分け、生まれた空席に作曲家や評論家を〝補充〟しているんです。これで何が起きるかといえば、マスコミ側の影響力低下です」
この大改革の先頭に立っているのが「無名のドン」なのだという。もちろん無名というのは社会一般の話であり、業界で大御所なのは間違いない。